<Header>
<Author: 白居易>
<Title: 官舍小亭閑望>
<Format: 格式不明>
<Year: 1964>
<BookName: 漢詩大系  白樂天>
<Translator: 田中克己>
<style: 現代文無假名>
<style2: 日本現代譯文無假名標注>
<TranslatedTitle: 官舎小亭の聞望 >
<BookPage: 38-39>
<UsedPage: 2>
<Feature: 1, 4>
<End Header>
<Poem>
風竹散清韻，
煙槐凝綠姿。
日高人吏去，
閑坐在茅茨。
葛衣禦時暑，
蔬飯療朝飢。
持此聊自足，
心力少營爲。
亭上獨吟罷，
眼前無事時。
數峰太白雪，
一卷陶潛詩。
人心各自是，
我是良在茲。
迴謝爭名客，
甘從君所嗤。
<End Poem>
<Translation>
風に吹かれる竹は涼しいひびきを立て、もやのこめた槐は緑の姿がうつくしい。日中になって下役は去り、われひとりかやぶきの家にのんびり坐っている。くずのかたびらで暑さがしのげ、粗食で朝の空腹もおさまった。こんな生活でまあ満足し、精神や体力をつかわない。 亭に来てひとり詩を吟じたあと、さしあたりすることもない。太白山の峰々には雪があり、机には陶淵明の詩集。人間の心にはそれぞれ正しいと考えることがあるが、わが正しさはここにある。ふりかえって世の虚名を争う者にいっておく、「君たちの冷笑にまかせる」と。
<End Translation>
<Formatted Translation>
風に吹かれる竹は涼しいひびきを立て、もやのこめた槐は緑の姿がうつくしい。
日中になって下役は去り、われひとりかやぶきの家にのんびり坐っている。
くずのかたびらで暑さがしのげ、粗食で朝の空腹もおさまった。
こんな生活でまあ満足し、精神や体力をつかわない。 
亭に来てひとり詩を吟じたあと、さしあたりすることもない。
太白山の峰々には雪があり、机には陶淵明の詩集。
人間の心にはそれぞれ正しいと考えることがあるが、わが正しさはここにある。
ふりかえって世の虚名を争う者にいっておく、「君たちの冷笑にまかせる」と。
<End Formatted Translation>